
単焦点レンズ、そろそろ1本欲しいんですけど……35mmと50mm、結局どっちを買えばいいんですか?

それ、めちゃくちゃ聞かれます。僕もXF35mm F1.4とRF50mm F1.8、両方持って子供を撮り倒しましたけど……結論、「部屋の広さ」と「撮りたいのは全身か表情か」で決まります。今日はその判断基準、全部話します。
この記事でわかること
- 35mmと50mm、写る範囲の違いが子供撮影にどう影響するか
- フルサイズとAPS-Cで「35mm」の意味が全然違うという盲点
- 部屋の広さ・子供の年齢別、どっちを買うべきかの結論
- 僕がXF35mm F1.4とRF50mm F1.8を使い分けてわかった本音
35mmと50mm、そもそも何が違うのか
単焦点レンズって画角がひとつしかないので、選ぶ前に「写る範囲」をイメージできるかがすごく大事です。
ざっくり言うと——
- 35mm:ちょっと広め。人が2〜3人立ってても部屋の中でギリギリ収まる
- 50mm:標準〜やや望遠寄り。人間の見た目に近いけど、部屋の中だと下がらないと全身が入らない
「広さ」を取るか「自然な圧縮感・ボケ」を取るか、ここが最初の分かれ道です。
実はここが一番の盲点、フルサイズとAPS-Cで「35mm」は別物
正直、ここを知らずにレンズを選んでる人、めちゃくちゃ多いと思います。僕も最初混乱しました。
先に結論だけ
富士フイルムなどのAPS-Cで「35mm」を使うと、写る範囲はフルサイズの約50mm相当になります。つまりAPS-Cの35mmとフルサイズの50mmは、体感ほぼ同じ画角です。
僕はX-T5・X-T4でXF35mm F1.4を使ってましたが、これはフルサイズ換算だと約52.5mm。今S5IIでRF50mm F1.8的な画角のレンズを使う感覚と、実はほぼ一緒だったんです。
なので「35mmが欲しい」「50mmが欲しい」と考える前に、自分のカメラがフルサイズかAPS-Cかを先に確認してください。ここを間違えると、想像してた画角と全然違うレンズを買うことになります。
35mm(フルサイズ)が向いてるシーン
フルサイズ換算35mm前後は、狭い部屋で家族全員を画角に収めたい時に強いです。
実際、S5IIのキットレンズ(20-60mm)を20mm寄りで使うと、狭いリビングでも家族全員が余裕で入ります。35mmだとそこまで広くはないですが、子供1人+自分か妻、くらいの「2人構図」なら下がらずに撮れるちょうどいい広さです。
- リビングで子供が遊んでる様子を「部屋ごと」撮りたい
- 子供と自分、2人一緒に画角に入れたい(自撮り寄り)
- 動き回る子供を少し広めに構えて追いたい
50mm(フルサイズ)が向いてるシーン
逆に50mm前後は、表情アップとボケを狙う時に強いです。RF50mm F1.8を使ってますが、正直このボケの美しさは28mmや広角レンズでは出せません。
フルサイズだとボケが「キレイすぎてテンション上がる」レベルなので、子供の顔・目にグッと寄って主役をハッキリさせたい時は50mmの独壇場です。
- 寝顔・食事中など、動きが少なく表情に集中したい
- 背景をぼかして子供だけ浮き立たせたい
- 公園など屋外で少し距離を取って自然に撮りたい
ただし——部屋の中で複数人を50mmで撮ろうとすると、下がりきれずに全身が入りません。ここは50mmの弱点です。
僕が実際に使い分けてわかったこと
富士フイルム時代はXF35mm F1.4(換算52.5mm)が主力でした。単焦点らしいボケと写りは大好きだったんですが、4歳児を室内で追いかけながら撮るには正直ちょっと狭いと感じることが多かったです。
狭いリビングで子供が走り回ってる時、XF35mm F1.4だと後ろに下がる隙間がなくて、フレームアウトが連発したことがあります。「寄れるボケ」より「入りきる広さ」が欲しい瞬間、思ったより多いんですよね。
今はS5IIでキットレンズの20-60mmを広角寄りに使うことが多く、単焦点で寄りたい時だけRF50mm的な画角を選ぶ、という使い分けに落ち着きました。広さはズームで確保して、ボケが欲しい瞬間だけ単焦点、というのが今の結論です。
結局、どっちを買うべき?
- ワンルーム〜狭めのリビング、家族全員を1枚に収めたい → フルサイズ換算35mm前後
- 広めの部屋、または屋外中心。表情・ボケ重視 → フルサイズ換算50mm前後
- ハイハイ〜よちよち歩き(動きが読めない時期) → 広め(35mm寄り)が安心
- 会話・意思疎通ができる年齢(3〜4歳以降) → 表情を狙いやすい50mmも活きてくる
迷ったら、まず35mm相当から入るのが無難だと思います。狭い部屋で撮れない写真ほどストレスなものはないので……。50mmは子供が成長して、少し落ち着いて撮らせてくれるようになってからでも遅くないです。
比較表
| 画角(フルサイズ換算) | 得意なこと | 苦手なこと | 向いてる子供の年齢・シーン |
|---|---|---|---|
| 35mm前後 | 狭い部屋で全身・複数人を収める | 強いボケは出しにくい | ハイハイ〜よちよち歩き、家族全体を撮りたい時 |
| 50mm前後 | 表情アップ・美しいボケ | 部屋の中で下がりきれない | 会話ができる年齢、寝顔・屋外ポートレート |
※APS-C機の場合は「35mm」表記のレンズがフルサイズ換算50mm前後になる点に注意してください。
まとめ:迷ったら部屋の広さで決めていい
スペック表やレビューだけ見て選ぶより、「今の部屋で下がれる距離」を基準に考えた方が失敗しません。
- 狭い部屋・全身・複数人 → 35mm相当
- 表情・ボケ・屋外 → 50mm相当
- APS-C機は「35mm」がフルサイズ50mm相当になることを忘れずに
この基準で選べば、単焦点デビューで後悔することはかなり減るはずです。断言します!!
参考になれば嬉しいです!!
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